ゲーム激変、フリーミアムモデル。
だいぶ前の日経になるけれど、『ゲーム激変』という記事で、ゲームメーカー各社がいかに苦労しているかという内容があった。スマートフォンの普及によって無料ゲームが流行り、家庭用ゲーム機向けのソフトが売れないという事だった。
記事の中では、開発費を抑えた無料ゲームで、課金要素をつけて儲けを出す方法が紹介されている。
”ゲーム激変”といえば聞こえがいいだけで、ただ単にソーシャルブームの影響でスマートフォンが優勢なだけだろう。
ミクシィやフェイスブックが出現した当時、まだ家庭用ゲーム機はWiiにPS3と絶頂期だった。ただ、数年後にSNSのソーシャル要素を加えたゲームが爆発的に流行り出した。
今ではスマホからソーシャルゲームを起動するようになり、PCに張り付くようなこともなくなった。ただ単純に、「テレビゲームよりソーシャルゲーの方が手軽に楽しめる」というだけのことだと思う。
記事にはないけれど、不調極まっているのは日本のゲームメーカーであって、海外のゲームメーカー・スタジオは家庭用ゲーム機で現在も大ブレイクしている。
『激変』しているのは”ゲームの無料化”ではなくて、日本劣性・海外優勢の業界のパワーバランスだと思う。