【中国の肉騒動】株価に直撃!自己投資についても考える

中国の食品加工会社で、食肉に関するトラブルが報じられています。
「またか…」と思わせる報道ではありますが、日本にも関係する食品の問題だけに、注視せずにはいれません。

業者のやり取りや、ファミマやマクドナルドへの影響は大々的に報じられている通りですが、個人的に気になるのは『企業へのダメージ(損失額)』です。
ケンタッキーフライドチキンの親会社は15億米ドルの価値を失い、当然マクドナルドも影響を受けているようです。

IT業界ではベネッセの事件で震撼しました。今回の件では食品業界も大変な激震が走ったのだと思います。
ここまで情報化が進み、瞬時に皆が共有できるようになると、社員のモラルや企業の倫理観が欠落していては組織が成り立たないのかもしれません。

◆攻防一体の自己投資
先日NHKの番組で、経済学で投資を考える話しがあり、半分「わかっているよ」と思いつつも中々聞き入ってしまう番組がありました。

経済学においては投資は「生産性の向上」を意味するもので、自己投資もズバリこれに当てはまるものでした。
よく投資といえば、株式投資や不動産などを思い浮かべますが、これら金融の投資とはちょっと話しが違います。
教養を高めたりスキル・資格を習得したりするのが自己投資にはなりますが、もっと話しを膨らませて、健康を維持する事・食事に気を遣う事・話しの話題を増やす事、等々ありました。
自分自身という人的資本の「生産性の向上」は、立派な投資(自己投資)になると考えられるとの事です。

スキル習得等の、攻める自己投資は意識していましたが、健康や食事といった守る自己投資には、今まで意識が薄かったかもしれません。もちろん、投資という認識もなかったので、食事はケチってファーストフードで済ませたりは当然のようにありました。

最近の食肉騒動やセキュリティ事件を考えると、モラルの向上(精神的な安定)や体の健康といった、守る自己投資を真剣に考える時期なのだと感じました。